トライ式高等学院オフィシャルブログ
宮城 仙台校ブログ記事
2013年4月11日
仙台校ブログ
3月27日(水)、「おのくん」写真集『おら、おのくん』が発売になりました!
え、「おのくん」とはなんぞや?とお思いでしょうか。
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「おのくん」とは、2011年3月11日に起こった東日本大震災で大きな津波被害を受けた東松島市にある、小野駅前応急仮設住宅で住民のお母さん方が作られているソックモンキー(靴下から作られたお猿さんのぬいぐるみ)のことです。お母さん方が愛情を込めて作られた「おのくん」という名前のソックモンキーが1体1,000円で販売され、東松島で被災された方々の支援として大活躍しています。
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2012年12月19日(水)、トライ式高等学園仙台校では、参加者5名(教職員含む)で、おのくんとお母さん方に会いに行くため、そして、小野駅前応急仮設住宅が抱える問題点を学びに行く総合学習のために、小野駅前応急仮設住宅を訪問しました。
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仙台駅から電車(仙石線)に乗り、まずは松島海岸駅まで。そして、そこからは、津波で被災して電車が走っていない区間の駅への代行バスに乗り、陸前小野駅まで行きました。そして徒歩約5分で、小野駅前応急仮設住宅に到着。
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道中、代行バスの窓からは、津波の被害の傷跡がまだ残る光景が見られました。
(津波の被害を受けて、1階部分が壊れて、営業されていないコンビニとその周辺の光景)
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小野駅前応急仮設住宅に到着し、まずは、お世話になる差し入れとして、「おのくん」の材料になるソックスと綿をお母さん方にお渡ししました。
(事前に準備しておきました。お世話になります!)
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そして、参加者各自、好きな「おのくん」を購入し、おのくんを作られているお母さんやボランティアの方と一緒にお弁当を食べ、いろいろなお話を聞きました。お母さん方お手製の漬物がなんとも美味しかったです。ご馳走になりました。(お弁当代はもちろんお支払いしました。)
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最後は、お母さん方と一緒に記念撮影。
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宮城県内含めて、東北地方には、東日本大震災の影響で多くの仮設住宅がありますが、仙台市内にいると、その被害や現在の問題点のことは、大きな被害に遭ってない私達としては、実際にお茶を飲みながらお話をお伺いするまでは、なかなか知ることができないことでした。
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実際に、仮設住宅に訪問させていただき、お母さん方からお話を聞くことができ、「またこの小野駅前応急仮設住宅に遊びに来てね」という温かいお言葉を頂いて帰って参りました。
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少しでも、生徒たちが東日本大震災の復興への関心を持つと共に、被災した地域が抱える問題点を学ぶ良い機会となりました。
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この訪問のために、お力添え下さった皆様、誠にありがとうございました。トライ式高等学院仙台校一堂、心より感謝申し上げます。また、東日本大震災の被害に遭われた皆様には、心よりお見舞い申し上げます。
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(文責:鈴木)