トライ式高等学院オフィシャルブログ
愛知 知立校ブログ記事
2018年10月3日
知立校ブログ
こんにちは!通信制高校サポート校、トライ式高等学院の知立キャンパスです!!
週末は台風でまた今週末もやってきそうな感じですね。何もないと良いのですが 😥
さて、本日は今週のキャンパス長オススメ本のご紹介です。
ひきこもりや不登校になる生徒様は様々なきっかけがあり、いろんな理由が重なって起きているかと思います。
その理由のなかで、学校のクラスメイトや部活の仲間や先生との関係が多く見受けられます。
そこで今日、ご紹介するのは・・・
『友だち幻想』人と人の<つながり>を考える
著:菅野仁 筑摩書房
著者は大学で先生をしています。たくさんの若者を見ているなかで、友だちは何より大切としながら、
なぜこんなに友だち付き合いで傷つき悩むのか、またどうしたらいいのかをテーマにしています。
気になった個所を今回もピックアップさせて頂こうと思います。
・「みんな仲良く」という理念も確かに必要かもしれませんが、
「気の合わない人と並存する」作法を教えることこそ、今の現実に即して新たに求められている教育だということです。
・「自分は自分、人は人だ」というちょっと突き放したようなものの見方をした方がいい
・ルールは「自由のため」にある!
・「親しさか、敵対か」の二者択一ではなく態度保留という真ん中の道を選ぶ
・自分以外の人間はすべて他者である
・親子は、他者性ゼロからスタートして、やがてすこしずつ他者性を
お互いに認めるような方向にいかざるを得ません。
・子どもが口で言ってる表面的な言い方や勢いに惑わされず
、自分の子どもがどの程度まで成熟してきてるのだろうかということを見極めながら、
子どもを支える力が親には求められるのです。
・信頼できるかもしれないけど、他者なのだから、決して自分のことを丸ごとすべて受け入れてくれるわけではない
・価値観が百%共有できるのだとしたら、それはもはや他者ではありません。
・人はどんなに親しくなっても他者なんだということを意識した上での信頼感のようなものを作っていかなくてはならない。
距離感を上手に保ちながら、楽しい高校生活が遅れるといいですね♪