トライ式高等学院オフィシャルブログ
山口 新山口校ブログ記事
2019年10月17日
新山口校ブログ
皆様、こんにちは。
【不登校サポート】【通信制高校サポート】トライ式高等学院 新山口キャンパスです!
今回は、トライ式高等学院に通う生徒の多くが抱えている課題、
「起立性調節障害」について配信をしたいと思います。
〇起立性調節障害とは
起立性調節障害は、自律神経系の異常が原因で、循環器系の調節がうまくいかなくなる疾患です。
立ち上がった時に血圧が低下したり、心拍数が上がりすぎてしまったり、調節に時間がかかりすぎたりします。
主に、小学校高学年~中学生に多くみられます。この時期は第二次性徴期とも重なり、体の様々な機能が大人へと
変化していく時期であり、この変化は自律神経系にも起こるため、循環器系の調節が上手くいかなくなることがあります。
また、上記のような身体的要素以外に、精神的、環境的要素も関わり引き起こされるものであると考えられています。
具体的に以下のような症状が発生することが多いとされています。
・立ち眩み、めまい
・顔色が悪い(青白い)
・立ち上がった時に気分が悪くなったり、失神してしまう
・食欲が湧かない
・入浴時や、嫌なことがあった時に気分が悪くなる
・頭痛、腹痛
・倦怠感、やるきが出ない
・動機、息切れ
・朝なかなか起きられず、特に午前中は調子が悪い
・疲れやすい、長時間立っていられない
起立性調節障害小児の3分の2が不登校で、不登校小児の約半数が起立性調節障害を合併していたというデータがあり、
起立性調節障害と不登校は密接に関わっているのではないだろうかと考えることができます。
この疾患の難しい点は、周りから理解されづらいことです。
思春期に発生することが非常に多いかつ、特に午前中に体調不良が現れるため、
学校生活が困難になってしまう場合があります。
起きられない、体がだるくて登校できないなどの理由から学校に行けなくなってしまいます。
この疾患は、健常人に比べ、生活リズムが5~6時間以上うしろにずれているという特徴を持っているので、
午後から次第に元気になり、夜に向けて活発化するという状態になります。
この特徴によって、起立性調節障害を抱えている子ども達は次のような誤解を受けてしまうことがあります。
・ただ怠けているだけ。夜は元気なんだから
・朝起きれないのは夜更かししているから
・甘えているだけ
発症当初は周囲から理解されず辛い思いをした、と語る生徒も少なくありません。
起立性調節障害は自律神経系の病気で、自律神経系は心の影響を受けやすいので、
ストレスは症状悪化の大きな要因になります。
症状がひどく、学校に行けないことを子ども達は非常につらく感じています。
その苦痛を理解し、頑張っていることを評価してあげることが非常に重要です。
トライ式高等学院は、生徒ひとりひとりに合わせたカリキュラムを組み、通うことが可能です。
だからこそ、この疾患を抱える多くの子ども達がトライ式高等学院に通い、課題の改善を図っています。
朝起きられないから、学校に行けない…という問題を抱える生徒がいれば、
それならお昼から元気に通えるよう頑張ってみよう!
と、生徒の抱える課題に合わせて提案することができるのがトライ式高等学院の強みです。
実際に、朝起きられないという理由から不登校になってしまったが、
トライ式高等学院にお昼から通うことで、自信をつけ、
少しずつ生活リズムを改善していくことができたという生徒もいます。
症状の関係から、通信制高校への進学を考える生徒も多く、
通信制高校について調べている際に、トライ式高等学院を知り、入学を決めたという方や、
まだ高校受験について考えるタイミングではないが、中学校に通うことができなくなり、
まずは少しずつ不登校状態を改善していきたいという理由から、
トライ式高等学院中等部への入学を決めたという方が大勢いらっしゃいます。
ひとりひとりの抱える課題、悩みは様々ですが、大切なのは
自分と真正面から向き合い、少しずつ解決にむけて歩んでいくことです。
トライ式高等学院で、自分の抱える課題、悩みの解決に向けて一緒にがんばっていきたいという方が
いらっしゃるのであれば、まずはお気軽にご相談・ご見学をされてみてはいかがでしょうか。
新山口キャンパスは、山口県にお住まいの、悩みを抱える生徒ひとりひとりと向き合い、全力でサポートをいたします。
下記までお気軽にお問い合わせください。
TEL: 0120-919-439(フリーダイアル)