トライ式高等学院オフィシャルブログ
愛知 豊橋校ブログ記事
2020年4月24日
豊橋校ブログ
皆さん、こんにちは。
通信制高校サポート校のトライ式高等学院豊橋キャンパスです。
さて、突然ですが、皆さんは「社会人基礎力」という言葉をご存じでしょうか?
「社会人基礎力」とは、経済産業省が2006年に提唱したもので、「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」と定義されているものです。
また、最近では、「人生100年時代の社会人基礎力」として、新たに「これまで以上に長くなる個人の企業・組織・社会との関わりの中で、ライフステージの各段階で活躍し続けるために求められる力」と定義され、従来までは「3つの能力」と「12の能力要素」でしたが、「3つの視点」というものが加わりました。
では、その「3つの能力」と「12の能力要素」をまずは見ていこうと思います。
「3つの要素」
・前に踏み出す力(アクション)
一歩前に踏み出し、失敗しても粘り強く取り組む力
・考え抜く力(シンキング)
疑問を持ち、考え抜く力
・チームで働く力(チームワーク)
多様な人々とともに、目標に向けて協力する力
これら「3つの能力」の中に「12の能力要素」があります。
「12の能力要素」
●前に踏み出す力
・主体性(自ら進んで取り組む力)
他者に影響されず、自分のやるべきことを見極めて、困難な課題にも自発的に取り組むことができる力
・働きかけ力(他者に働きかけ、巻き込む力)
周囲の人間を動かして目標を達成する力、相手を納得させることができる力
・実行力(自ら目標を設定し確実に行動に移す力)
失敗を恐れず、果敢に挑戦する気概をもって取り組むことができる力
●考え抜く力
・課題発見力(冷静な分析力)
冷静に行動を分析し、取り組むべき課題を明確にすることができる力、正しい状況分析とともに、成果を得るために必要な要素を的確に把握する力
・計画力(プロセスの明確化と周到な準備力)
物事に優先順位をつけ、実現可能性を高めることができる力、不測の事態に見舞われても迅速かつ柔軟に計画を変更できる力
・創造力(新しい価値を生み出す力)
既成概念にとらわれず、柔軟な発想のもと、新しい価値や解決策を創り出す力
●チームで働く力
・発信力(的確かつ明確に伝える力)
伝えたいことを、具体例や客観的なデータを用いて相手が理解できるよう伝える力、ニーズを敏感に察知して伝えることができる力
・傾聴力(丁寧かつ真摯に聴く力)
相手の意見や言い分を丁寧かつ真摯に聴き、随所で質問や内容確認を行うなど、相手の意見を正確に把握し理解する力
・柔軟性(立場・意見の違いを理解する力)
立場の違いなどにより意見や認識に相違があるとき、相手の立場を理解し受け入れることができる力
・状況把握力(周囲の状況を把握し配慮できる力)
人間関係を含め周囲の状況を把握するとともに、良い成果を得られる方向に物事を進めることができる力
・規律性(ルールを遵守する力)
社会や組織のルールを守るとともに、重要な場面で意思疎通の齟齬が生じないように、情報共有を正確に行う力
・ストレスコントロール力(ストレス要因を特定して対処する力)
自力または他者の力を借りてストレスに対処できる力、ストレス耐性ではなく、ストレスを感じたとしても、受け流すことができる、あるいはポジティブに捉えることができる力
ここまでが、従来から言われていた内容。
新しく加わった「3つの視点」も見ていきましょう!
「3つの視点」
●目的:自己実現や社会貢献に向けて「どう活躍するか」
●学び:ライフステージごとに「何を学ぶか」
●統合:多様な経験、能力、キャリアを組み合わせて統合し、次のステップへ向け「どのように学ぶか」
これらの「3つの視点」を入れることで、「学びの継続」を提言しています。
働き始めても、学びが大切であると言っているのですね!!
かといって、上記にあげた「12の能力要素」を身につけるには、時間がかかりますし、得手不得手もあるかと思います。
まずは、自分がどのようなことからできそうなのかを整理していき、どのようなことをやるとその力が身についていきそうかを考えてみましょう。
自分一人で思いつかなければ、身近な大人やキャンパス長に相談をしてみてくださいね!!
一緒に考えていきましょう!(*^▽^*)
以上、トライ式高等学院豊橋キャンパスでした。
最後まで、お読みいただき、ありがとうございました。