トライ式高等学院オフィシャルブログ
埼玉 川口校ブログ記事
2021年4月23日
川口校ブログ
こんにちは!
大学受験・個別サポートが必要な方のための通信制高校サポート校、トライ式高等学院川口キャンパスの篠田です。
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今日は、「一般入試」について考えていきましょう。
大きく分けると、下記の2つに分かれます。
①共通テスト
②個別学力試験
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①共通テストとは
国公立大学を受験する際に必要な一斉テストです。独立行政法人大学入試センターが運営しています。
東京大学を受ける方も、埼玉大学を受ける方も、全員同じ試験を受けます。
解答は選択肢の中から選び、マークシートに回答をする形式です。
そしてこの点数で、どの大学を受験するかを検討したり、実際の合否が決まる要素の1つになります。
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例)国立大学理系志望のZくん
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私立大学でも、この試験の結果を利用する入試制度があり、多くの大学が利用しています。
「共通テスト利用入試」などと呼ばれます。
解く問題はもちろん国立大学希望者と同じです。
直接的な大学の受験ではないので、この共通テストを受験した事で私立大学の合否が決まるわけではありません。
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考え方としては、
「このテストで、あなたは○○点というスコアが付きましたね。
(このスコアを各私立大学の共通テスト利用入試で応募して、)あなたは○○点なので、合格にしますね」
という風に、個別の学力試験を受けずに、1回受けたこの共通テストの試験の結果を使って合否を決めるシステムです。
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例えば、私大文系希望のYさん
共通テストを受けたを受けた結果、この結果になりました。
そして、下記の大学に願書を提出し、この結果で合否の判定が行われます。その結果、
早稲田大学(商学部) → 不合格
明治大学(経済学部) → 不合格
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どうしても明治大学に入りたいYさんは、共通テスト利用入試の後期日程に商学部があるのを知り、願書を提出。
明治大学(商学部)後期日程 → 合格!
日本大学(商学部)C方式第2期 → 合格!
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という方法でも、合格を勝ち取る事もできるチャンスがある入試方式です。
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②個別学力試験
<国公立大学>
前期・後期とあり、片方のみ実施する大学もあれば、両方実施する大学もあります。
基本的には選択式のマークではなく、「記述式」で解答していきます。
共通テストの結果と、この個別学力試験の結果で、合否が決まります。
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<私立大学>
例えば、人気の「明治大学」では、募集要項に3つの入試方法の内容が記載されています。
・学部別入学試験(←上記②にあたります)
・全学部統一入学試験(←上記②にあたります)
・大学入学共通テスト利用入学試験(←上記①にあたります)
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ネーミングは大学によって異なりますが、
学部別の入試は、学部によって問題が異なる独自問題です。
全学部統一の入試は、その大学が独自に作成したけど、全ての学部が同じ問題を解く、というタイプの入試です。
全学部統一の場合は問題が同じなので、点数は1つしか付きません。
全学部統一入試のメリットは、1つ試験を受けるだけで複数の学部を併願できたりする事です。
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例)全学部統一入試で法学部と文学部に出願し、1つの試験を受験。
英語:90点、国語:85点、世界史:85点という自己採点で、法学部は不合格だったが、文学部は合格!
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いずれも、大学によって記述式かマーク式かは異なります。最近では、部分で気に記述というのが、GMARCHランクあたりで増えてきました。
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明治大学の場合、どうしても明治大学商学部に入りたいという希望があれば、下記3つの方法で出願でき、チャンスは3回になります。
・共通テスト利用入試で出願
・学部別入試で出願
・全学部統一入試で出願
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更に、大学によっては、時期によって繰り返し入試を行っている所もあります。
例)日本大学商学部
・A方式(学部別) 1期/2期
・N方式(全学統一) 1期/2期
・A方式(共通テスト利用) 1期/2期
この場合、6回チャンスがある事になります。
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このように、一般入試は奥が深いので、定期面談を中心に相談をして進めていきます。
相談事があれば、わからないままにせず、いつでもキャンパスにお気軽にお伝え下さい!
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毎年、共通テストは受けることをオススメしてます。
ぜひチャンスを広げていきましょう!
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という事で、今回はここまでです。
次回の【シリーズ大学受験】は、総合型選抜について共有しましょう。
それではまた!
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