こんにちは！

川口キャンパスの篠田です。

これから何回か、読んでおきたいおススメの本を紹介していきたいと思います。

たくさん、本を読んで欲しいのです！

教養と語彙力を高めていきましょう！！

第1回目は、『ペストの記憶』です。

『ロビンソン・クルーソー』の作者として有名な、イギリスの作家、ダニエル・デフォーさんが書いた本。

ロンドンで人口の約2割が死亡したという「ペスト大流行」の体験を、多くの資料を参考に小説化した作品です。

コロナの流行と共に、改めて読まれる機会が多くなりました。

この作品は、1665年、ロンドンで実際に起きた「ペスト大流行」をもとに作られています。

ただの小説ではなく、新聞記者・ジャーナリストでもあったデフォーさんらしく、公的な文書や個人の記録など膨大な資料をもとにして、ノン・フィクションとフィクションの間をとって書かれた作品。

デフォーさんの想いの通り、350年以上未来の私たちが、コロナのパンデミックをきっかけに、しっかりと参考にさせていただいています。

ペストが流行った時、人々はどのように行動したのか、その時の特徴などが生き生きと書かれています。描写も具体的で、例えば、ペストにかかった男がやけくそになって通りがかりの女性を襲ってしまう、など。

コロナ禍で同じような事件が起こりましたね。

どのように広がり収束していったのかも見えてきます。先の見えない閉塞感の中にある現在、収束の道を本の中で辿っていく事で、今まで見えてこなかったものが見えてくるかもしれません。

NHKの100de名著でも取り上げられていましたので、ご覧になった方も多いかもしれません。

ドキュメンタリー過ぎると色々と難しく重くなる事もありますが、物語になっている事で読みやすくもなっています。

過去を見る事で、ちょっと未来が見えてくる。

閉塞感、無力感を感じやすいこのような時期だからこそ、今できる小さな事を、前向きに取り組んでいきたいですね。

そんな事を示唆してくれる1冊です。

ーーー川口キャンパスからのお知らせーーー

【入学検討者向けイベント】

　◆中学生向け学校説明会

　　日程：2/5（土）10:30～12:00、2/19（土）10:30～12:00

　◆高校生向け学校説明会

　　日程：2/11（金祝）15:00～16:30、2/26（土）10:30～12:00

　会場：川口キャンパス

　申込：コチラよりお申込ください

【在校生向け】

　◆スポーツサークル

　　日程：1/26、2/2、2/9、2/16（各水曜日）

　会場：キャンパスでご確認ください。

　申込：キャンパスまでお伝え下さい。

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