トライ式高等学院オフィシャルブログ
東京 飯田橋校ブログ記事
2023年3月31日
飯田橋校ブログ
ブログをご覧のみなさま、こんにちは!( ˘ω˘ )
通信制サポート校トライ式高等学院飯田橋キャンパスです!
本日はキャンパス長の芝西がお届けして参ります!
先日は飯田橋キャンパス2年生の西田悠人くんが
学生向け発明・特許出願支援コンテスト「令和4年度パテントコンテスト」特許庁長官賞を受賞いたしました!
今回は受賞後にインタビューいたしました内容をお届けいたします。
①応募のきっかけを教えてください
私は小学生の時から服薬を行っており、自身で錠剤を一つずつシートから出しピルケースにセットを行っていました。昨年、もっと服薬を効率化できないのかと思い調査を進めていたところ、私も以前利用したことのある一包化でも同じような錠剤を手で巻く作業を行っていることを知り、効率よく錠剤を撒ける機器は需要があるのではなかと思い「錠剤一斉撒き器」の発案し、8月中旬に特許取得を検討しているなか今回応募した「令和四年度パテントコンテスト」の存在を知り、応募に至りました。また私は、中学生の時より、特許取得を目指していましたが資金面など課題は多くなかなか実現しませんでした、そんな中特許取得にかかる費用を出していただけたこともあり、チャンスだと考えたことも応募のきっかけになりました。
②受賞した時の感想を教えてください
2023年1月6日の11時頃特許庁から受賞の電話があったのですが、まだ寝ており受賞を聞いたときは夢か現実かよくわからないというのが知ったときの感想です。後に家族に報告したときにはものすごく喜んでくれたことが印象に残っています。「令和四年度パテントコンテスト」は1次と2次選考があり、2次選考では優秀賞を受賞したものの、特別賞は受賞できず悔しい思いでしたが、2次選考の1ヶ月後にあった最終選考で特別賞である特許庁長官賞でき、このような形で特許出願の支援をしてもらい、特許出願を行えたことはとても光栄に思っています。
③今回開発した「錠剤一斉撒き器」とは
今回開発した錠剤一斉撒き器は調剤業務や服薬を効率化する機器です。薬剤師さんが錠剤を一包化(調剤薬局で医師の指示の下、薬剤師が一度の飲む薬剤を一つの包まとめる方法)するときに使用する分包機のカセットや患者さんがピルケースに錠剤を手で撒く(錠剤を一つずつセットすること)作業を一斉に効率よく撒くことができる機器です。
④授賞式ではどのような言葉をいただきましたか?
2023年3月13日にKANDA SQUARE 2F SQUARE HALLで行われた表彰式では濱野特許庁長官からの賞状の授与、私が受賞作品についてのプレゼン、濱野特許庁長官から講評が行われました。濱野特許庁長官から私の開発した「錠剤一斉撒き器」について以下のように講評されました。
“医療経営者の会話を通じて、錠剤を一つずつパッキングする作業に時間がかかるという課題を発見し。様々な形状の錠剤一斉にパッキングする「錠剤一斉撒き器」という発明を創作されました。新型コロナウイルスの流行による医療現場の逼迫など社会解決を見据えて創作された点を高く評価しました。また、また発明の社会への普及への取り組みとして効率的な量産方法や市場調査に基づくターゲット絞ったマーケティング方法などすでに多くアイディアをお持ちだと伺っています発明の実用化は非常重要であり、今後も是非この発想力を活かし深掘りや具体化に取り組んでもらいたい。”
内容を詳しく講評してもらったことで濱野特許庁長官に応募書類を詳しく見てもらったことがわかり喜ばしかったです。
表彰式の休憩時間では濱野特許庁長官と名刺交換や雑談を交わし激励の言葉をかけてくれるなど濱野特許庁長官の人柄を感じることができました。
⑤今後の目標を教えてください!
2023年2月に特許出願を終え、来年度中の特許取得が見込まれますが、特許取得は私の目標である商品化、社会への普及への通過点でしかありません。まだまだ商品化に向けて乗り越える課題はたくさんあります。今後、今回発明した「錠剤一斉撒き器」の試作品を医療現場で使ってもらうなどブラッシュアップをし、昨年設立した合同会社白ねこグループで製品化、派生商品の販売を考えていますので様々な方々のご協力をよろしくお願いします。
参考:PRTIMES記事
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000115919.html
西田君ありがとうございました!
そして改めて、ご受賞おめでとうございます!!