トライ式高等学院オフィシャルブログ
埼玉 所沢校ブログ記事
2023年12月29日
所沢校ブログ
平素より大変お世話になっております。
トライ式高等学院 所沢キャンパスです。
以前お送りしました、英検の内容変更に続き、
今回も、ちょっとお堅い、受験の耳寄り情報についてお伝えいたします。
本日お伝えするのは、「共通テスト」についてです。
来年度より、「共通テスト」の内容が大幅に変わります!
文科省が発表している「学習指導要領」というものがあります。
これは、簡単に申し上げますと「今の学校ではこういう内容を、これこれの方針に従って授業して、その結果こんな力を生徒に身につけさせましょう、伸ばしていきましょう」ということを定めたものですが、
この学習指導要領、定期的に(10年スパンで)更新されるのです。
最新の学習指導要領は、高校生では令和4年度入学の生徒から適用されています。2023年12月現在、高校2年生の生徒からですね。
彼らが受験を迎えるのは来年度(2024年度)で、大学に入学するのは2025年度から。
つまり、このタイミングで、新学習指導要領に沿った共通テストが施行されるのです!
変更される教科は多岐にわたりますので、
変更点を具体的に、前編・後編に分けてお伝えしていこうと思います!
①【国語】の変更点
・資料読解(実用的な文章)の追加=大問が5個に増加。配点が「実用的な文章」20点、そのほかの評論・小説・古文・漢文が45点ずつに
・試験時間が80分→90分へと増加
上記は、令和7年(=2025年)度大学入学共通テストの想定問題より引用しております。
(引用元:大学入試センター 令和7年度試験の問題作成の方向性、試作問題等)
国語ですので、文章は著作権上の問題から割愛いたしますが、
こちらのグラフだけ見ると、他教科の問題かと思ってしまうほど、問題の形式が大幅に違っていることがわかります。
問題の問われ方も、「このグラフと解説文について述べた短文が、①正しい②間違っている③根拠が薄く正誤を判断できない」というような形式となっていました。
これらから、新課程入試の国語においては、昨今のメディア・SNS等々で「恣意的なデータに基づく極論やデマゴーグが横行している現状」を鑑みて、学生たちに「思い込みで生きるのではなく、情報に誠実に向き合ってほしい」というメッセージ性を感じることができます。
こうした力を養っていくためには、「情報を誠実に扱うことができる先生」と「マンツーマンの対話」を通して、自分自身と深く向き合う体験が必要不可欠だと思います!
②【数学】の変更点
・大問が4→6個に増加
・数Ⅱ・Bに「数C」が追加。「平面上の曲線と複素数平面」が選択問題に
・数Aの範囲が「図形の性質」「場合の数と確率」「数学と人間の活動」の3構成に。整数問題は「数学と人間の活動」の中に入る
・数Bで「統計的な推測」が必修化。仮説検定も追加
再び、令和7年(=2025年)度大学入学共通テストの想定問題より。
(引用元:大学入試センター 令和7年度試験の問題作成の方向性、試作問題等)
旧課程、すなわち今年高校3年生以上で、なおかつ文系の学生は、この問題で言われている「複素数平面」を学習していません。
これまでの共通テストでも、複素数平面は出題されなかったので、文系の学生が複素数平面を未履修でも問題はありませんでしたが、2025年度入試から文系の学生も複素数平面に取り組まなければならない可能性が出てまいりました。
よって、これまで以上に学習する内容が増えるため、新課程の学生たちはより綿密に学習計画を練っていかなければならない、ということになります。
入試問題で高得点を極めたいならば、どこかで聞き覚えのある言葉になりますが「選択と集中」が大切です。
高校卒業のためのカリキュラムは通信制のレポート視聴票で終わらせ、自分の必要な学習にしっかり取り組む!
これが、令和風の賢い学習法ではないでしょうか!?
長くなりましたので、後編へ続きます!
後編では「歴史総合」「情報」についての情報を取り扱います。
お楽しみに!
前回のブログはこちら!よろしければどうぞ!
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