不登校とは「病気や経済的理由以外の理由で年間30日以上の欠席」がある状態のことを指します。全日制高校の場合、出席日数が進級や単位取得に関わるため、不登校になると進級・卒業ができなくなります。
一方、通信制高校は、自分で登校日数を選べるため、そもそも毎日通学する必要はありません。そのため通信制高校においては、上記の不登校という概念は当てはまらないことになります。だからこそ、不登校の方でなかなか通学できないような状態でも、通信制高校であれば卒業は可能です。
誤解されやすいのですが、通信制高校は元々、不登校の生徒のために作られた学校ではないため、不登校の生徒が卒業するには、いくつかの課題を提出する必要があります。今回は不登校の方でも、高校卒業資格を取得できる通信制高校について解説していきます。
不登校の生徒には登校自体に不安を抱えている方が多くいらっしゃいます。そこでおすすめなのが、自分のペースで通学できる通信制高校です。
通信制高校は登校のペースも学校によって様々で、スクーリングの日のみ通学する学校や週の登校回数が決まっている学校、自由に登校のペースを決めることができる学校など選択肢が豊富です。生徒に合った学校選びをすることで、精神的にも身体的にも負担のない高校生活を送ることができます。
また、不登校や学業不振で高校卒業が難しくなった生徒でも、取得単位数や転入時期によっては、同じ学年の生徒に遅れを取らずに卒業することも可能です
通信制高校では、以下の3つを満たすことで高校卒業資格を取得することができます。
①3年間の高等学校在籍
②74単位の単位取得
③30時間の特別活動への参加
高校卒業資格を取得することによって、就職、専門学校への進学、大学進学などの選択肢が広がります。
全日制高校や定時制高校との大きな違いは単位取得の方法です。通信制高校はレポートを期限までに提出し、スクーリングに参加することが単位取得のための必須条件となります。そのため計画的にレポートを提出し、スクーリングに確実に参加できる状態にしておくことが重要です。
高等学校卒業資格を取得することで、就職先の選択肢を増やすことが出来ます。近年、高校への進学率は98%を超えており、ほとんどの方が高校へ進学しています。また、就職条件として高校卒業を掲載している企業がほとんどです。将来、大学や専門学校に進学を目指すときも高校卒業資格を持っていれば、すぐに受験対策に取り組めます。逆に高校卒業資格を取得していない場合は、高校卒業資格を取得するか、高卒認定試験で合格しなければなりません。
高等学校を卒業することは将来の選択肢を広げることにもつながりますので、ぜひ高校卒業を目指しましょう。
全日制高校では「病気や経済的理由以外の理由で年間30日以上の欠席」があると不登校の扱いとなりますが、通信制高校では毎日登校する必要がないので、そもそも不登校の概念がありません。体調面に不安がある方や登校に不安を感じている方にとって、通信制高校は全日制高校と比べ不安要素は少ないといえます。
不登校の生徒は登校の不安や学習面での不安、学校での人間関係に不安を抱える方が多くいますが、通信制高校は、そのような不安や要望に応えられる環境が整っています。
通信制高校は登校日数や登校時間が自由なため、自分のペースで無理なく学習を進めることができます。また同じ悩みを抱えた生徒もいるので、無理のない範囲で人間関係を構築することができるのも特徴です。
精神的な余裕が生まれるため通信制高校を選ばれる方が多いですが、その理由について詳しくみてみましょう。
通信制高校は不登校の生徒が多く通っていることから、ベテランの教師が対応をしてくれたり、カウンセラーが常駐していたりと受け入れ体制が整っている学校が増えています。
通信制高校自体、転入学がとても多く、生徒が年度の途中から転校してくることに学校も在校生も慣れているので、すぐに学校に馴染める環境が整っています。途中から学校を変えることに不安のある方や、転校後の学校側のフォローが心配な方は、学校選びのポイントとして、学校側の受け入れ体制を詳しく調べておくことをおすすめします。
通信制高校の登校日数や学習方法は学校によって様々です。スクーリングで毎週登校する必要のある学校や、合宿型のスクーリングのみ参加すればよい学校もあります。
また、学習方法も学校によって異なります。集団授業はもちろん、オンライン授業のみを行う学校、少人数指導や個別指導を行う学校など様々です。学習のサポート内容もレポート学習のみをサポートする学校から、受験指導を行う学校まで多種多様です。「とにかく確実に高校を卒業したい」「大学進学も見据えた指導をしてほしい」など、目的に合った学校を選べるよう、事前に学習方法や学習内容を慎重に確認しておくと、入学後のミスマッチを減らせます。
通信制高校には様々な経験をした生徒が入学してきます。同じ経験をしたことのある生徒と悩みを共有し、自信を取り戻し、自分の居場所を見つける生徒もいます。
不登校の生徒の場合、登校を自由に決められる通信制高校でも、一人では挫折してしまう可能性があります。そのような生徒を支えるのが通信制高校サポート校です。サポート校は、レポート提出や受験勉強などの学習面のサポートはもちろん、不登校解決に向けたカウンセリングや自己肯定感の向上などのメンタル面のサポートも行います。
「1人では期日までにレポートを完成させる自信がない」
「スクーリングなどの人と接する機会が近づくとメンタル面が心配」
といった方はサポート校を利用することをおすすめします。
トライ式高等学院では、不登校の解決やそのサポートはもちろん、卒業したその先の進路まで見据えた進路指導を行っています。
トライ式高等学院は、卒業率99.2%・大学進学率68.5%(※)を誇ります。通信制高校だからと大学進学を諦めてしまう方もいらっしゃいますが、当学院は、東京大学・京都大学をはじめとした国公立大学、早稲田大学・慶應義塾大学・上智大学・東京理科大学といった難関私立大学、そして医学部医学部など、毎年多くの合格者を輩出しています。
登校日数や滞在時間、勉強のペースを、生徒一人に合わせて設定することができるので、不登校解決からの大学進学も無理なく目指すことができます。
生活スタイルや性格、学力やメンタルの状況は人それぞれ異なります。
トライ式高等学院では生徒一人ひとりに個別の担任がつき、生徒の状況を考慮したオーダメイドの学習カリキュラムを提示しています。まずは自信を回復させるところから始める生徒もいれば、高い目標に向けて最短距離で受験合格を狙った計画を立てる生徒もいます。それぞれの生徒の夢や目標を叶えるために、最適なプランを個別に策定し、完全マンツーマンの授業でサポートしていく。これが当学院の卒業率・大学進学率が高い理由です。
トライ式高等学院には、不登校の生徒や、新しい高校生活になじめなかった生徒が多数在籍しています。体調が悪かったり、人と接することが苦手だったりと、通学が難しい場合はご自宅まで講師やカウンセラーが訪問サポートを行っており、無理なく始めることが可能です。徐々にステップを踏みながら、キャンパスに通学できるようサポートしています。また、プロのカウンセラーも在籍しているので、メンタル面のサポートご安心いただけます。進路の悩みや人間関係の悩みなどについては担任や担当講師が、深い悩みについてはプロのカウンセラーがそれぞれ対応し、心身共に健康になるようなサポート体制を構築しています。
また、トライ式高等学院には「家庭教師のトライ」の中でも選りすぐりのプロ講師と医学部受験や難関大受験の専門チームが在籍しているため、どのような進学先に対しても万全の体制でサポートいたします。塾や予備校に行かずに、当学院だけで受験対策できるので、費用対効果も抜群です。大学だけではなく、プログラミングや料理などの専門教育も、専門講師による個別指導で、夢の実現に導くことができます。
無料の進路相談は随時受け付けています。通信制高校の詳細を聞きたい方や、不登校解決に向けた当学院のサポートを知りたい方は、お気軽にご相談ください。
※ 卒業率とは、卒業対象者のうち、退学者を除いた割合。大学進学率とは、進路決定者のうち大学・短大・専門職大学に合格したものにおいて。卒業/大学進学率2021年自社調べ。在籍生徒数3,500名以上の通信制高校・サポート校において進学率全国1位。2021/4/16 産経メディックス調べ。トライ式高等学院は通信制高校サポート校です。